[PSN0300]昇給シミュレーション

画面概要

昇給シミュレーション画面は様々な角度からの給与見直し、また条件に応じた昇給をシミュレーション、もしくは実際に昇給処理を実施する画面です。

画面イメージ

※画面内の丸付き番号は画面解説の番号と対になります。

画面解説

  1. 検索条件

    給与見直し、また条件に応じた昇給をシミュレーション、もしくは実際に昇給処理を実施する対象とする従業員を絞り込む条件を設定します。

    1. 支払日

      遡及金の支払日、及び昇給開始日(支払日が含まれる給与計算期間の初日)を設定します。

  2. 為替レート設定

    外貨建ての支払がある場合、事前に支払日の為替レートを設定しておく必要があります。為替レートは[OMS0400]為替レート情報画面で設定します。“為替レート設定”ボタンを押下することで遷移します。

  3. 昇給条件設定

    昇給対象従業員一覧の全従業員に対して昇給条件、昇給金額を設定する[PSN0310]昇給情報画面へ“昇給額を入力”ボタンを押下することで遷移します。

  4. 一括設定

    昇給対象従業員一覧の全従業員の“給与に反映する”欄にチェックを入れます。

  5. 昇給対象従業員一覧

    検索条件で絞りこまれた従業員一覧を表示します。修正したセルは背景色が変わります。

    1. 給与に反映する

      設定した金額を実際の給与情報へ反映する場合、チェックを入れます。シミュレーション確認だけの場合、チェックを外します。

    2. 反映済み

      選択されている支払日に昇給(減給)が登録されている場合、“○”が表示されます。

    3. 昇給(減給)開始日

      検索条件に設定した支払日が含まれる給与計算期間の初日が設定表示されます。この期間の給与から昇給(減給)が対象となります。

    4. 新基本給(タイバーツ建て、外貨建て)

      新しい基本給を設定します。設定した基本給は昇給(減給)開始日から有効化されます。

    5. 新手当(タイバーツ建て、外貨建て)

      新しい手当額を設定します。設定した手当額は昇給(減給)開始日から有効化されます。

      当画面で手当額を設定可能な手当は“定期または不定期”に定期所得を設定し、“定額または式”に定額を設定した手当のみとなります。

      手当情報は[SRS0210]手当情報画面で設定します。

    6. 合計

      全ての新基本給と全ての新手当の合計を表示します。外貨建ての支払があり、支払日の為替レートが登録されていない場合、計算が正しくできません。

      為替レートは[OMS0400]為替レート情報画面で設定します。

    7. 昇給(減給)

      旧合計と新合計との差額を表示します。

    8. 昇給遡及金

      遡及金を設定します。

      遡及金とは本来支払うべきであった各種支払が支払わなかった場合に支払う金銭のことです。

      例えば、例えば4月1日から基本給を5000バーツ昇給しないといけなかった事を半年後に気づいた場合、6×5000=30000バーツ(支払回数×差額)を次回給与に加算します。

      遡及金が発生する代表的な例としては以下が挙げられます。

      1. 過去昇給していたが、昇給処理を忘れていた。
      2. 前月の給与計算に間違いがあった。
      3. 労働省などから調査が入り、未払い残業代等の指導を受けた。
    9. 昇給遡及金合計

      全ての遡及金の合計を表示します。外貨建ての支払があり、支払日の為替レートが登録されていない場合、計算が正しくできません。

      為替レートは[OMS0400]為替レート情報画面で設定します。

    10. 備考

      当該従業員の設定にエラーがある場合、備考欄へエラーメッセージを出力します。

      エラーメッセージ エラー内容 対応方法
      給与額承認済 遡及金支払があり、支払日の給与計算が完了(承認済)しています。 支払日に次回の給与支払日を設定してください。
      給与額計算済(未承認) 遡及金支払があり、支払日の給与計算が完了(未承認)しています。 支払日に次回の給与支払日を設定してください。
      ロック 遡及金支払があり、支払日の税計算が完了しています。 支払日に次回の給与支払日を設定してください。
  6. 昇給対象従業員一覧合計

    昇給対象従業員一覧に設定した値の統計情報を表示します。支払日の為替レートが登録されていない場合、計算が正しくできません。

    為替レートは[OMS0400]為替レート情報画面で設定します。

    1. 昇給(減給) 金額

      昇給(減給) 金額とは、基本給及び手当にどれだけの増減があるかを確認するための値です。

      対象従業員全員の昇給(減給) 金額の合計を求めます。

    2. 昇給(減給) レート

      昇給(減給) レートとは、平均昇給率を確認するための値です。

      “(昇給(減給)後の金額-昇給(減給)前の金額)÷昇減給前の金額”で求めます。

    3. 遡及支払分

      遡及支払分とは、遡及支払額がどれだけあるかを確認するための値です。

    4. 昇給額/前の基本給与 (%)

      昇給額/前の基本給与 (%)とは、昇給(減給) 金額が昇給(減給)以前の基本給に占める割合でを確認するための値です。

      “昇給(減給) 金額÷昇給(減給)以前の基本給”で求めます。

    5. 合計 (昇給額 + 遡及支払額)

      合計 (昇給額 + 遡及支払額)とは、全体でどれだけの増減があるかを確認するための値です。

      “昇給(減給) 金額+遡及支払分”で求めます。

    6. 給料合計 (基本給与 + 定期手当)

      給料合計 (基本給与 + 定期手当)とは、昇給(減給)後の毎回の支払総額を確認するための値です。

      対象従業員全員の昇給(減給)後の 金額の合計を求めます。

  7. 保存

    昇給対象従業員一覧の“給与へ反映する”にチェックを入れた従業員に設定した内容を給与情報として保存します。

    昇給対象従業員一覧の“給与へ反映する”からチェックを外した従業員に設定した内容を一時保存データとして保存します。一時保存とは給与情報として登録するのではなく、当該画面内でのみ有効な一時データとして保存するということです。入力途中で一旦保存しておきたい場合などに使用します。

  8. 出力

    設定した昇給レポートをダウンロードします。

    保存先に“C on {使用中の端末名}”を指定すると現在使用中の端末のCドライブの直下に当該ファイルが保存されます。

呼び出し元画面/コマンド・センター/メニュー

  1. 画面
  2. コマンド・センター
  3. メニュー

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